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講演会・シンポジウム・セミナー

平成22年度幼児保育研修セミナー(8/28・9/4・9/11)のお知らせ

広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設と広島大学附属幼稚園は,保育に携わる先生方を対象とした「幼児保育研修セミナー」を開催してまいりました。本年度は,下記の要領で研修セミナーの開催を予定しております。皆様方お誘い合わせのうえ多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

■「動物介在教育」をご存知ですか? ~生き物との関わりを通して育む子どもの心~
日時:平成22年8月28日(土)13:30~15:00(受付は13:00より)
場所:広島大学教育学部 第一会議室(管理棟2階)(〒739-8524広島県東広島市鏡山1-1-1)
講師:谷田 創(広島大学大学院生物圏科学研究科教授)・七木田 敦(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設教授)
 日本の多くの幼稚園や小学校では,かなり古くから動物飼育が行われています。近年,これらの動物飼育を「動物介在教育:Animal Assisted Education」の一環として体系化し,具体的な教育目標を設定するとともに,その教育効果を科学的に評価しようとする試みがなされるようになってきました。その背景には,都市化が進み,子ども達の身の回りから自然が失われつつあるという現状があり,特に最近では環境教育の一環として「動物介在教育」に期待する声もあがっています。

■幼児期における遊びの充実を考える
日時:平成22年9月4日(土)13:30~15:00(受付は13:00より)
場所:広島大学教育学部 第一会議室(管理棟2階)(〒739-8524広島県東広島市鏡山1-1-1)
講師:岡花祈一郎(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設助手)
 幼児期における遊びの重要性は古くから何度となく唱えられてきました。今回は,遊びを通して子どもに何が育つのかを問題にするのではなく,遊びのなかで子どもはどのような感情体験をしているのかに注目してお話したいと思います。遊びという現象に内在するワクワク感やドキドキ感が,その後の様々な経験や学びとどのようにつながっていくかを考えていければと思います。また,遊びを支える保育者の役割についても一緒に考えていきましょう。

■保育実践者が納得できる評価について考える~安心度と夢中度という評価の視点を参考にして~
日時:平成22年9月11日(土)10:30~12:00(受付は10:00より)
場所:広島大学附属幼稚園(〒739-0045広島県東広島市鏡山北333-2)
講師:松本 信吾(広島大学附属幼稚園教諭)
 幼児教育の世界でも,評価が厳しく問われる時代となりました。しかし,幼児の心情・意欲・態度を育てようとしている私たち保育実践者にとって,何かができるようになるという「成果」の評価,どれだけできるようになったかという「量」の評価は,受け入れがたいですね。しかし,「ではどのように子どもの姿を評価すればよいのか」という段になって,はたと困ってしまうのも現実ではないでしょうか。そこで,今回はベルギーのLaevers先生が提唱された,「安心度」「夢中度」という評価の視点を取り入れた評価の実践を紹介したいと思います。この評価は,子どもが遊んでいる「今,ここ」を上記の2つの視点で捉えようとするもので,つまり成果ではなくその過程を評価するものです。この考え方は保育実践を行う私にとって馴染みを感じるものであり,また評価から保育を見直していく手応えを感じるものでした。その実践の一端を紹介させていただくことで,一緒に保育実践者が納得できる評価について考える機会をいただければと思います。

*参加費無料・申し込み不要

*8月28日・9月4日は広島大学で13:30から、9月11日は広島大学附属幼稚園で10:30行います。お間違えの無いようお越しくださいませ。

問い合わせ
広島大学大学院教育学研究科
附属幼年教育研究施設
〒739-8524 東広島市鏡山1丁目1-1
TEL:082-424-7111(内線:5680)
FAX:082-424-5261

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