講演会・シンポジウム・セミナー
平成21年度幼児保育研修セミナー(10/17・24・31)のお知らせ
これまで広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設と広島大学附属幼稚園は,保育に携わる先生方を対象とした「幼児保育研修セミナー」を開催してまいりました。本年度は,「幼児期の育ち・学び・評価を考える」をテーマとして,下記の要領で研修セミナーの開催を予定しております。皆様方お誘い合わせのうえ多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
■エピソード記述を通して見えてきたこと-個の充実と他者へのかかわりに視点を当てて-
日時:平成21年10月17日(土)13:30~15:00(受付は13:00より)
場所:広島大学附属幼稚園(〒739-0045広島県東広島市鏡山北333-2)
講師:上松由美子(広島大学附属幼稚園教諭)
広島大学附属幼稚園では,子どもの内面の育ちをとらえるために,エピソード記述を行っています。エピソードをつないでみることで,子どもの内面が育つためには,一人一人の子どもが自己を発揮すること(個の充実)が重要であり,そのことが基盤になって友だちと遊びたいという思い(他者へのかかわり)が育っていくことが見えてきました。そこで,いくつかの具体的なエピソードを紹介しながら,私自身がその中で気付いた保育者の援助や環境構成についてお話ししたいと思います。
■ビデオ・ワークショップ:楽しく保育の自己評価!-世界の保育評価をプチ体験してみよう-
日時:平成21年10月24日(土)13:30~15:00(受付は13:00より)
場所:広島大学教育学部 第一会議室(管理棟2階)(〒739-8524広島県東広島市鏡山1-1-1)
講師:中坪史典(幼年教育研究施設准教授)
近年,保育の自己評価が求められています。「評価」というと点数化や序列化が想起されますが,そもそも自己評価とは,幼児理解を深め,明日の保育を豊かにする楽しいものでなければなりません。本セミナーでは,具体的な子どもたちの映像を用いて,イギリス,ベルギー,ニュージーランドなど,世界の保育評価をプチ体験してみようと思います。参加者のみなさんで,保育評価の世界旅行に出かけてみませんか。
■幼児期における「育ち」と「学び」
日時:平成21年10月31日(土)13:30~15:00(受付は13:00より)
場所:広島大学教育学部 第一会議室(管理棟2階)(〒739-8524広島県東広島市鏡山1-1-1)
講師:杉村伸一郎(幼年教育研究施設准教授)
「幼小連携」や「学びの連続性」といった言葉を耳にすることが多くなりました。しかし,幼児期における「学び」とは何か,「学び」の何が連続しているのか,といった疑問に対して,明確に回答できる人は少ないように思います。実のところ,私もよくわかりません。そこで,本セミナーでは,ピアジェ理論や倉橋惣三先生の著書などを参考にしながら,上記の疑問や「育ち」と「学び」の関係などについて,考えてみようと思います。
*参加費無料・申し込み不要
問い合わせ
広島大学大学院教育学研究科
附属幼年教育研究施設
〒739-8524 東広島市鏡山1丁目1-1
TEL:082-424-7111(内線:5680)
FAX:082-424-5261